【エコキュート凍結防止策・対処法】
2025.01.11
こんにちは。
エネルギー事業部の川野です。
最近寒くなってきましたのでエコキュート凍結防止策・対処法をご紹介させて頂きます。
エコキュートの凍結を防ぐためには、以下の対策が有効です。
浴槽に水を張っておく(フルオートタイプの場合)
入浴後、浴槽に水を循環口から10cm以上残しておくと、外気温が低下した際に自動で凍結防止運転が作動し、ふろ配管の凍結を防ぎます。
蛇口から水を少量出し続ける
外気温が0℃以下になると予想される夜間、給湯温度を「水」に設定し、蛇口を少し開けて1分間に約200ccの水が出る程度にしておくと、給水・給湯配管の凍結を防止できます。
配管に保温材を巻く
エコキュートの配管に保温材を巻くことで、外気温の影響を受けにくくし、凍結を予防できます。保温材はホームセンターやオンラインショップで購入可能です。
凍結防止用ヒーターの設置
特に寒冷地では、配管に凍結防止用ヒーターを取り付けることが効果的です。設置には専門業者への依頼をおすすめします。
エコキュートが凍結した場合、以下の手順で慎重に対応してください。
1. 凍結の確認
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水やお湯が出ない場合
凍結が疑われます。特に配管部分が冷え込むと発生しやすいです。 -
凍結箇所を探す
配管や室外機周辺を確認し、明らかに凍結している部分を特定します。
2. 解凍の方法
配管が凍結している場合
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自然解凍を待つ
外気温が上がると、配管の氷が溶けて自然に解消することがあります。この場合、電源を切らずに待つのが最善です。 -
ぬるま湯を使う
凍結部分にタオルや布を巻いて、40℃程度のぬるま湯を少しずつかけます。急激な温度変化を避けるため、熱湯は使わないでください。 -
ドライヤーで温める
配管部分をドライヤーで温めます。ただし、金属部分を直接温めすぎないよう注意してください。
室外機が凍結している場合
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室外機に積雪や氷がある場合
周囲の雪や氷を取り除き、風通しをよくします。 -
ファン部分が凍っている場合
専門業者に連絡して対応を依頼するのが安全です。無理に動かすと故障の原因になります。
3. 凍結が解消しない場合
- 凍結解消後でもお湯が出ない、または異音がする場合は、エコキュート本体や配管にダメージがある可能性があります。
- 専門業者に点検や修理を依頼してください。
4. 再発防止策
- 凍結防止ヒーターや保温材を配管に取り付ける。
- 夜間に少量のお湯を流しておく。
- 室外機の周囲に雪が積もらないよう管理する。
これらの手順で対応することで、被害を最小限に抑えられます。早めに解凍作業を行い、再発防止策も検討しましょう。