蓄熱暖房器 こだわりの工事工程
今回、蓄熱暖房器を導入された熊本市・K様は今年の4月に当社でオール電化工事を担当させていただいたお客様。
とある住宅会社のモデルハウスをご購入。入居後、まだ1年あまり。
モデルハウスだけに、住宅設備はスバラシイ!
キッチン・バス・トイレなどなど、かなりグレードが高いものが使われています。
リビングの天井は吹き抜け・・・
「家を建てたい」と考えている人にはうっとりしてしまう素敵な家です。
しかし・・・
冬は寒い。吹き抜けの天井のため、暖房が効かない。
そこで、今回1日中暖かい蓄熱暖房器工事のご依頼をいただきました。
STEP1
この出窓下に、今回はユニデール 7kWタイプ(16~30帖用)を取り付けます。
STEP2
大引きです。
STEP3
床束です。
STEP4
大引きをビスで固定します。
STEP5
床束で補強します。今回は2本の大引きと8本の床束で補強しました。
床の補強工事は重要な工程です。
また、家の床組みによって一件一件補強方法が異なります。
建築知識をしっかり持った会社に依頼して事前に補強方法を決め、大工さんに工事をしてもらうことが重要です。
施工会社によっては、大工さんに依頼せず、簡単な床補強で済ませてしまう場合がありますので注意が必要です!
STEP6
蓄熱暖房器には、200V電源と100V電源とアースが必要です。
一番太い配線が200V電源、グレーの配線が100V電源、緑色がアースです。
今回施工したユニデール・7kWタイプの200V電源は14㎟の配線ですが、これは通常幹線と呼ばれるおおもとの配線に使うような太さです。
STEP7
蓄熱暖房器の搬入です。
STEP8
レンガはこのように梱包されて現場に届きます。
STEP9
蓄熱暖房器の梱包を外した状態です。
STEP10
リングスリーブで加締め、絶縁処理をします。
STEP11
蓄熱暖房器の裏側にスペーサを取り付けます。
STEP12
サイドパネル・フロントパネルを取り外します。
STEP13
前面断熱板を外します。これが蓄熱暖房器の内部です。
シーズヒーターが3本入っています。
STEP14
シーズヒーターをはさむようにレンガを積んでいきます。
STEP15
最後のレンガを積みます。
蓄熱暖房器は深夜電力を利用して、このレンガを700℃に加熱し、温まったレンガが放熱することで部屋全体を暖める暖房器です。
STEP16
地震等による転倒防止のため、床固定金具(合計3ヶ所)を取り付けて・・・
STEP17
床にビス(合計6本)で固定します。
STEP18
転倒防止のため、壁にもビス(2本)で固定します。
STEP19
最初に外した前面断熱板・フロントパネル・サイドパネルを取り付けます。
STEP20
今回の7kWタイプは幅1376mm・高さ672mm・奥行き295mmです。
設置してみるとデカイ!
総重量が293kgもあることと、床や壁に固定するため、移動やオフシーズンにしまうことができません。
問い合わせは多いものの、実際に導入する方が少ない理由です。
新築で検討される方は壁の中に埋め込むとすっきりして良いと思います。